ただいま、からの違和感
平日のとある夕方、私はいつものように仕事から帰宅。
「ただいまー」と玄関を開け、コンビニで見かけたチューハイの話を妻にしようとしたんです。
「3度目の正直だと思ったけど、ケース売りしてなかったわ〜」って、軽く笑いを取りに行ったつもりが、妻の様子がなんだかおかしい。
笑って返してくるはずの彼女が、無言。
この時点で私は悟りました。「これは何かやったな」と。
冷凍キャベツが巻き起こした騒動
少し間を置いて、妻が口を開きました。
「キャベツ、冷凍庫に入れたとき…袋、閉めた?」
その瞬間、冷や汗が出ました。
「……閉めてないかも」
答えた瞬間、妻の怒りが爆発しました。
「案の定よ!キャベツばら撒いたんだけどっ!!冷凍庫も床も掃除したわよ!!」
しかもその日はご飯の支度に、子供たちの片付けにとてんてこ舞い。
「何で私があんたの後始末までしなきゃいけないの!」
正論すぎて何も言えない私は、ただただ「ごめんなさい…」と小声で謝るしかありませんでした。
妻の本音と、私の反省
うちの妻は、本当に優しい人です。
普段は周囲の空気を読み、自分の感情を抑えてでも和を優先するタイプ。
でも私の前では違います。良いことは「良い」、腹が立つことは「ムカつくぅ〜!」とストレートに言ってきます。
それがありがたいと思う一方で、言葉がキツくてたまに逆ギレしてしまうこともあります。
半日くらいお互い無言の時もあるけど、それも我が家のペースなのかもしれません。
夫婦の衝突、それでも一緒にいる理由
夫婦って、元は他人です。
性格も習慣も違えば、価値観も異なる。
だからこそ、時にはぶつかるのが自然なことだと思います。
でも、私がこの人と結婚したのは「この人のためなら何でもできる」と思えたから。
そしてその気持ちは、年を重ねるごとに強くなっています。
今回の冷凍キャベツ事件も、小さな衝突かもしれないけど、それを乗り越えてこそ、夫婦の絆は深まるのかなと感じています。
最後は笑顔で「いただきます」
そんなプチ喧嘩の後、私たちはキッチンで並んで「ワンパンロールキャベツ」を作りました。
子どもたちの笑顔に癒されながら、ふたりで協力して完成させた料理は、それはもう絶品でした。
怒らせてしまったけど、
ちゃんと謝って、
一緒にご飯を作って食べて、
「今日はいい1日だったね」と言える。
そんな日常が、実はとても幸せなんだと気づかされました。
コメント