2025.05.23 晴れ
「早くして!」「歯磨きした?」「ランドセル準備したの!?」
小学生と保育園児がいる我が家の朝は、まさに戦場。
起きてすぐから、時間との戦いが始まります。
“言わなきゃ動かない子どもたち”にイライラしながら、毎朝つい口うるさくなってしまう。
でも、ある日、ちょっとした変化が起きたんです。
「今日は何も言わない」と決めた妻
その朝、出勤中の私に妻から電話がありました。
「今日ね、何も言わないって決めたの」って。
最初は何の話?とピンとこなかったのですが、聞くと──
「朝の支度、今日は何も言わずに我慢してみようと思った」
「言っても結局バタバタするし、今日は信じてみる」
正直、“無言の朝”なんて想像できませんでした。
子どもたちがグダグダして、きっと大混乱になる…と思っていたのですが…
驚きの展開。子どもたちが自分で動き出した
最初はやっぱり、のんびりムード。
テレビに気を取られたり、ソファでゴロゴロしたり。
でも、妻はあえて何も言わず、声かけもなし。
手も口も出さずに、とにかく「見守ること」に徹したそうです。
するとどうでしょう──
「…あれ?もうこんな時間?」
「やばい!支度しなきゃ!」
そう言いながら、上の子が自分でランドセルを準備し始めたんです。
それを見た下の子も真似して動き出す。
妻は内心ヒヤヒヤだったそうですが、声をかけずに最後まで“見守りきった”とのこと。
「言わない」って、思った以上に難しい。でも、価値があった
妻が言っていました。
「何も言わないって、こんなに難しいんだね」って。
子どもたちがダラダラしている姿を目の前にしたら、つい手や口を出したくなる。
でも、そこでグッとこらえることで、子どもたちの“自分で気づく力”が動き出す。
今回、妻は「指示ゼロの朝」にチャレンジしました。
一日だけの試みでしたが、そこには大きな気づきがありました。
子どもって、「言われたからやる」だけじゃなくて、
ちゃんと「自分でやろうとする力」を持ってるんだってこと。
あなたも“声をかけない朝”を試してみませんか?
子育てって、「言うべきか」「待つべきか」で、毎日迷いますよね。
我が家もずっと、言わなきゃ進まないと思っていました。
でも、“何も言わない朝”を試してみたことで、
子どもたちの成長の兆しを少し感じられた気がします。
もしあなたの家庭でも「毎朝バタバタしてる」「言っても聞かない!」と悩んでいるなら、
一度、“何も言わないで見守る朝”にトライしてみてはいかがでしょうか?
大丈夫。完璧じゃなくても、ちょっとずつでいい。
子どもを信じて、ほんの少しだけ手を引いてみると、思わぬ一歩が見えるかもしれません
コメント