突然の欠席が続く次女。 妻の電話、そして父の決断
7月10日、朝。
妻からの電話で、今日も次女が学校に行かなかったことを知った。これで2日連続。
昨夜、次女は「明日は行くよ」と笑顔で約束してくれた。だけど朝になると玄関で固まって動かない。
そんな様子を見て、妻は「も〜本当に大変!」と電話越しに怒りと疲れをにじませた。
でも話を聞くと、内心イライラしていても、次女には優しい口調で何度も粘って学校に送り出そうとしていたらしい。
それでも結局、次女は家に残った。
このままではダメだと思い、今日は僕が仕事を早退して、次女を見ることにした。
おうちで過ごした時間の中で
午後、家で過ごす次女は、いつも通りに見えた。
こくごと算数の勉強を一緒にやって、なんとか集中して取り組んでくれた。
でも昼ご飯の話になると、少し様子が変わった。
「なに食べたい?」「お腹すいてる?」「空いてない?」
問いかけても無言。
何かモヤモヤしているのか、返事がなかった。
一方で、一輪車の練習はとても楽しそうだった。笑顔で風を切って進もうとするその姿に、少し安心もした。
明日は一緒に校門まで
明日こそは学校へ行こう。
そう思って、次女に「一緒に校門まで行こう」と伝えた。
いつもは近くのイオンで降ろして、子どもたちだけで歩くけれど、明日は僕が最後まで付き添うことにした。
職場にも事情を伝え、勤務時間を調整。
朝の送迎担当として、父として、できることは全部やるつもりだ。
熱性けいれんの不安と脳波検査
ただ、僕の心にはもうひとつの不安がある。
そう、あの「熱性けいれん」のこと。
あの夜、ブルブル震え出した次女を抱えて救急搬送し、その後のけいれん発作…今でも鮮明に思い出す。
入院し、回復した今も、後遺症の可能性が頭から離れない。
来週、脳波検査を受ける予定だ。
その再来週に結果が出る。
医師からは「現時点では異常は見られない」と言われている。
でも、あの日の恐怖と、次女の言動のちょっとした変化に敏感になってしまう自分がいる。
心配性すぎるのかもしれない。
でも、あの震えている次女を見たときの感情は、簡単には消えない。
どんな日も、家族で進んでいく
だけど、妻の言葉を思い出す。
「あんたが心配しすぎたら、次女も甘える。私たちが普通に接してあげるのが大事なんだよ。」
僕も腹をくくろう。
次女を信じて、見守って、でも必要なときはしっかり支える。
それが、僕にできる“父親”としての姿だと思う。
明日、次女と一緒に校門をくぐれることを願って。
そして、来週も、再来週も、笑顔でいられることを信じて。
我が家の挑戦は、まだまだ続きます。
コメント